私たちは地域の幼児保育を支える保育者を
育て、社会に送り出す使命を担います。
そのために「豊かな人間性と確かな技術」を
兼ね備えた保育者を育てることを目指します。
「豊かな人間性」とは人間本来に
備わる慈愛や思いやりを持ち、
共存共栄の精神を基盤にした生き方・あり方
から発揮されるものです。
そのような「豊かな人間性」に裏打ちされた
心の通った知識・技能の修得をもって、
私たちは「確かな技術」と捉えています。
これからの時代に必要な資質・能力は「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ(働く)態度」です。実社会において、自ら課題を発見して、主体的に自分の意思で、考えの異なる人とも協力し、働く人間力を持った保育者の育成を目指す教育を本学では実践しています。そのために協同的な学びであるアクティブ・ラーニングを通して、傾聴・質問・承認のスキルに基づいたコミュニケーション能力を徹底して磨きます。
コロナ禍の社会においても、粘り強く学びつづける人間力を身につけ、助け合い、励まし合うなかで、何があってもくじけない、負けない力強い「共存共栄の精神」をユマニテク短期大学で「プラス」していただきたいと心から願っています。
「地方創生」の核になりえる、幼児教育に関わる専門職業人の養成機関の必要性が高まっていますが、
三重県内には、いまだに幼稚園教諭・保育士の養成機関が少ないのが現状です。
そうした状況を鑑み、「生まれ育った地域で学び、地域に貢献できる人材を育てたい」という強い想いを抱き、
地域ニーズに応えられる幼児教育に関わる専門職業人を育成するため、
2017年4月に「ユマニテク短期大学 幼児保育学科」を開設しました。
地域社会に密着した専門職業教育養成機関として、単に技能・知識を身につけるだけではなく、
コミュニケーション能力を身につけた、人間性豊かな専門職業人を養成します。
2年間の教育課程において、「教育原理」「保育原理」「教育心理学」「保育の心理学」「保育内容総論」「各指導法」「教育方法と技術」等の科目を全員が履修します。これらの科目は、幼稚園教諭・保育士として必要とされる基礎的知識及び技能の修得を「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」等の調和的な育成に繋げるものです。それとともに、幼児教育・保育に携わる専門職としての「使命感や責任感」も着実に醸成されていきます。
その知識や技能を実習や地域活動を通じて実践することに加えて、「保育・教職実践演習」におけるグループ学習等においては、学生による相互評価法を導入することで学生が子どもの目線で他者の評価を行い、子どもの気持ちに寄り添うトレーニングを実践します。これらの学習活動を実践することで、学生が能動的に「指導力」を身につけていきます。このように「課題探求力」を身につけ、主体的に自身の能力を発揮できる姿勢を涵養します。
さらに専門的知識や技能を体系的に理解することで、日々変化する状況に対応し得る「幼児理解や学級経営力」、「保育内容等の実践指導力」を養成します。
※科目名および内容は変更する場合がございます。
子ども一人ひとりに応じた教育や保育を行うためには、幅広い分野を学際的に網羅した教養科目の履修による豊かな人間性の涵養を図ることが必要です。他者理解、助け合いの精神である共助と他者とともに栄えようとする共栄の精神と多様性に対する寛容の精神を育てなければなりません。教養科目の「キャリアデザイン」、演習・ゼミナールでの人間形成教育を通して、他者や異文化、異なる価値観に対する寛容の精神を育みます。さらに、対人関係能力、コミュニケーション能力の育成を図ることで、総合的な「社会性や対人関係能力」「人間力」を身につけた専門職の人材を養成します。
※科目名および内容は変更する場合がございます。
教育・保育を行うにあたり、少子化や子育て支援など地域固有の課題があります。そのために、
地域への理解は必要不可欠となります。「社会福祉」「児童家庭福祉」「社会的養護」等の科目
を履修するとともに、2年間の教育課程内外の地域活動を通じて、地域固有のニーズや地域社会との
連携のあり方を理解していきます。地域に貢献できる人材、その時代のニーズに即応した人材を養成します。
※科目名および内容は変更する場合がございます。