ユマニテク短期大学の授業紹介 vol.2
今回は、川勝泰介先生の授業を紹介いたします!
川勝先生は、関西学院大学大学院博士課程(教育学)満了後、愛知県の短期大学保育科に25年勤務し、その後、京都女子大学発達教育学部児童学科教授を経て、本学開学とともに着任されました。専門は児童文化学・教育学ですが、本学では教育原理、保育原理、保育内容の言葉に関する科目の担当です。研究テーマは、日本独自の概念とされる「児童文化」の成立過程ということですが、絵本や児童文学、子どもの生活と文化についての研究もしているとのことです。大学院の頃から絵本の読みきかせにとりくみ、現在も愛知・岐阜・三重を中心に絵本の魅力を発信する活動を行っておられます。著書として、『よくわかる児童文化』(ミネルヴァ書房)、『ことばと表現力を育む児童文化』(萌文書林)など多数あります。
そんな川勝先生が担当する授業のひとつが、2年生の「保育指導法」です。
保育現場では、子どもたちが好きな絵本などを取り上げて、劇として発表することがあります。この授業では、すでにある脚本ではなく、自分たちで好きな絵本を素材にして脚本を作り、それを人形劇にして発表します。
授業では、学生が少人数で1つの班となり、それぞれで脚本や人形の準備を行っていました。個々の役割を全うしながら、さらに良くしようと話し合いも行われていました。
「脚本づくりから人形製作、そして発表までと、グループで取り組む作業を通じて完成させることは、苦労も多いですが、楽しいですよ。」と川勝先生。学生の皆さんが作成していく人形劇の発表がすごく楽しみです!!
さて、今回の「ユマニテク短期大学の授業紹介!」はいかがでしたか?
ユマニテク短期大学にはそれぞれの専門分野で活躍している魅力あふれる先生がたくさんいます!そんな先生方の授業を月に1回、紹介します。
また、高校生に向けてはユマニテク短期大学の授業を体験できるオープンキャンパスもご用意しております。気になった方はぜひ、ご参加ください。
ユマニテク短期大学の授業紹介
今回は、安藤恭子先生の「幼児の造形表現」の授業を紹介いたします!
安藤恭子先生は、岐阜大学教育学部美術工芸学科卒業後、小中学校の美術教諭に。その後、小学校の校長を務めた後、県美術館で幼児から大人向けの造形教室等をされました。現在は、本校の教員に加え、絵画の発表や絵本の作成等も行われています。本校のホームページにて掲載しているWEBオープンキャンパスの校舎の絵も、恭子先生の作品です!
そんな恭子先生が担当する「幼児の造形表現」は、幼児の造形表現活動を豊かにするために、製作等を通して知識や技術を体得し、感性を磨くことをテーマとし、授業では様々な製作活動が行われます。
4月14日の授業では、「子どもの絵から学ぶ!」をテーマに、造形作品を用いた、アクティブラーニングが行われました。
まずは、恭子先生の娘さん2人が幼少期に書かれたみかんの絵が紹介され、3才児と11才児の違いを学びました。娘さんのエピソードも一緒に紹介され、学生の皆さんもすごく真剣に話を聞いていました。
次に、かつて恭子先生がご指導された中の4人の「ぼくのわたしのいもほり」の絵が紹介されました。そして、下記の手順で絵について考察していきます。
①各個人で色や形(大きさ、動き、構成など)からよさを見つける!
②グループで各々が見つけたよさを出し合う。
③班長が意見をまとめる
④実物の絵を指しながら、グループのまとめを全体の場で発表する
⑤4人の子どもの各々のコメントとよさのまとめをする
学生のみなさんは、グループ内で活発に意見を出し合い、発表でも各班の班長が堂々と発表を行っていました!発表を聞いた後の振り返りもしっかりと行われており、幼児の発達段階に応じた考え方や、それに伴い、絵に現れる表現について学びを深めていました。
このように、今回の授業では子どもの絵のよさを見つけることをきっかけに、子どもたちとの共感や交流を深めることや、絵を通して仲間との会話を深めることなど、保育者を目指した将来に向け、感性を磨きました。
今後の授業でも「水彩画」や「魔法のマイク」「カラフルペットさん」などとワクワクする授業が予定されています!!
さて、今回の「ユマニテク短期大学の授業紹介!」はいかがでしたか?
ユマニテク短期大学にはそれぞれの専門分野で活躍している魅力あふれる先生がたくさんいます!そんな先生方の授業を月に1回、紹介します。次回以降の授業紹介も、ぜひ、ご覧ください!!!